■ 商 品 名
美形朴仙茶碗
■ 価 格
1,838円(税込)
会員価格 1,365円(税込)
■ サ イ ズ
径9cm×高5.5cm
■ 重 量
100g
■ 内 容 量
100cc (8分目)
■ 窯 元
大拓窯 (有田)
■ 特 徴
陶磁器、機械ロクロ成型(削り仕上げ)、
青白磁、高台錆仕上げ
シンプルに素朴に仕上げた美しいフォルムのお湯呑み
★ 「美形朴仙茶碗」です。
『菖蒲の隠者』 では出品以来、その美しいフォルムと素朴な上品さで人気の
『美形朴碗』 ⇒。
その
『シンプル・イズ・ベスト』 な魅力を受け継ぐ作品が仙茶碗として登場です♪
この仙茶碗が生まれた切っ掛けは、サイトを通じてお問合せを頂いたお客様とのやり取りから商品化へと結びつきました。 お問合せを頂いたお客様は
『寺院』 を営まれている方で、お寺の檀家様にお出しする 『お茶』 のお湯呑を新たにお探しになられていて
『菖蒲の隠者』 へ辿り着かれたという事でした。 当初は 『既製品』 の中からご紹介して選んで頂く予定でしたが、お客様の方で具体的なイメージをお持ちでしたので、またその作品のイメージは 『機械ロクロ成型』 を利用して作ることが可能な形状をしていたため、
『機械ロクロ成型』 の細工士
『大拓窯』 さんにお願いして、全てお客様のイメージに沿うかたちで作り上げて頂きました。
そうして出来上がった作品は、その美しいフォルムと、シンプルで素朴な上品さが
『美形朴碗』 のイメージとダブりましたので、作品名も
『美形朴仙茶碗』 とさせて頂きました。
■ 有田の大手有名製磁社で
一級技能士の細工士として務めあげた
『大拓窯』 さんの手によって作られたこの器は、一旦
『型(機械ロクロ)』から成型された器を、ご主人の手によって更に
削り上げて仕上げられ成型されていきます。
※ 大拓窯さんの成型(細工)される工程をブログに紹介しています。興味のある方は覗いてみて下さいね。⇒コチラ
『陶磁器』
『機械ロクロ成型』
『青白磁』
『高台錆』
▲ 口の造りに特徴のあるこの形式は、一般的には
『天目様式』 と言われる器の形状で、
『抹茶碗』 では
『天目(茶)碗』 と呼ばれる 『お茶碗』 の形状に近く仕上げて頂きました。
▲ 『ロシアンティー』 を入れてみました♪
⇒ 重ねるとこんな感じです。
器の形状から胴と渕とで重なりますので、あまり高く重ねると不安定になりますのでご注意下さい。
← 高台の作りにも少し手を加えて頂きました。
『トチリ彫り』の彫り目を入れて、『錆』仕上げで、シンプルな中に渋いアクセントを加えて頂きました。
⇒ 細工仕上げの良し悪しを見るには、高台を見ろとよく言います。 あまり目に付きにくい高台の作りにまで、いかに細く上品に仕上げられているかで、丁寧に細工が施されているかが解かる訳です。
高台内には窯銘の「大拓」の文字が染付で入れられています。
← 見た目の印象ではそれ程極端に薄く仕上げてあるようには見えませんが、光を透して見ると、作品の部分部分で薄く仕上げてあり、いかに余計な贅肉の無い丁寧な仕上がりかが判ります。
高台銘の文字まで透けて見えています。
← CDケースと比べるとこれくらいです。
■ (W様・神奈川県)
この作品の製作をご依頼頂いたお客様です
■ (製作過程でのやり取りのひとコマ)
サンプルを検討していましたとき、お茶の色が反映するためか、白のほうが、青白色より青みが感じられました。 冴え冴えした色っていうんでしょうか。不思議でした。
お茶を入れていないときの茶たくとの取り合わせで、青白色にしました。 そして伏せて収納するとき、お客様がお湯飲みを持ち上げるときの状況を想像して、アクセントの錆を入れていただこうと思いました。
■ (納品後に頂いた画像とコメント)
本日お品物到着しました きれいな仕上がり、ありがとうございます。
とりあえずお茶しましたので画像お送りいたします。 取り急ぎお礼まで W
■ シンプルで素朴な仕上がりの美しいフォルム
緑茶の緑が鮮やかに映える上品な仙茶碗です♪
★ 形の良い器は特に絵柄などが無くても、その美しいフォルムだけで気品を感じさせます。
特徴的な口元の造りもフォルムにアクセントを与え、口当たりも良くしています。
形といい、色といい、上品で清潔感を感じさせる作品に仕上がっています♪
▲ 『お湯呑み』 ではありますが、ちょっとした
『小鉢』 に使うのも良さそうです♪ シンプルな『白』はお料理も映えて、
『デザート』などに使うのもオシャレです♪
← ふっくらと丸みを帯びたボディ表面の作りからは、優しさや豊かさを感じさせ、シャープな口元からは上品な気品を感じさせます。
高台の『錆』仕上げも、和食器らしい『小粋』なアクセントとなって、作品に落着きを与えているようです。
⇒ 『茶托』 や
『ソーサー』 の組み合わせを変えることで、上品なお湯呑みから、オシャレな小鉢にと、趣を変えて使うのも愉しいですね♪
清潔感溢れる、白い器は色んな器とのコーディネートも合わせやすく楽しめそうです♪
画像は
『渋染小皿』 と合わせてみました。
⇒ 全体的に薄く上品に仕上げてありますが、口の厚みなどには 『か弱さ』 を感じさせるものは無く、気を張らずに使えるのは実用的で嬉しいですね。
← 手に持つとこんな感じです。
口元の仕上げが指に掛かりやすく、手に持ちやすい形状となっています。
上品に削り上げられた作品は、手にした時の軽さもいい感じです。
▲ 殆ど 『白』 に近い
『大拓窯』 さんの
『青白磁』 は 『緑茶』 の色も鮮やかに映えます♪
■ 和食器用語で時々目にする 『天目(碗)』 という言葉、これは
中国浙江省の天目山という知名に由来する用語で、この地域で焼かれた黒っぽい釉薬で焼かれた焼き物を総称していますが、その他、その作品の特徴的な形状を取り上げて 『天目(茶)碗』 と呼ぶ場合もあるようです。
こちらの 『美形朴仙茶碗』 は、この 『天目(茶)碗』 の特徴的な形状を模して成型して頂きました。