和食器webショップ〜やきものの里肥前有田皿山から普段使いの和食器をお届けします〜

透けるほど薄いロクロ成型の白磁が魅力　村島雪山さんの作品です☆
今年(２００８年) ７９歳になられる 『ロクロ成型』 の伝統工芸士 『村島雪山』 さんの作品は、極限までに薄く挽かれた作品が特徴です。 同じロクロの伝統工芸士でさえも舌を巻くほど薄く仕上られた作品は、 『香蘭社』 のロクロ士として勤めていた時代から今までに何万個と言う作品を産み出してきた結果辿り着いた意匠ではないでしょうか。。。
こちらの作品も是非『菖蒲の隠者』でも紹介させてもらいたいと思い、 『雪山』 さんの元を尋ねたのですが、今は講師として時々ロクロを挽く位で、作品・製品の製作のためにロクロを挽く事はされておられないとのことで出品を断念した作品です。
これだけの意匠を受け継ぐ人材が今後現れるのか・・それは予想も出来ませんが、（ご本人曰く、『万単位の作品を挽けば、出来るようになるよ』 と簡単に仰いましたが）　もしかしたらここまでの意匠はもう有田では作れる人も居なくなるのではないかなと思わせるほどの技術を、何とかして後世に伝えていってもらいたいものだと思うばかりです。