平成22年 7月1日(木) ■ 例年になく大混戦の状況です♪ ■ これまでの年間チャンピョンの動きから見ると、ランキングの集計を始めた'05年から昨年の'09年まで、ほぼ5年に渡ってチャンピョンに君臨して来た『白磁手彫ボウル』ですので、いやが応にも『白磁手彫ボウル』のランキングを中心に注目してしまいますが、今年は少しだけその勢いに陰りが見えるような、そんな上半期の集計結果となっています。 ■ 参考資料 ■ 人気ランキング 2005 人気ランキング 2006 人気ランキング 2007 人気ランキング 2008 人気ランキング 2009 今年は例年以上に大混戦のまま上半期が過ぎました。結果同率の作品が非常に多くなっているので、ちょっと見辛いランキングになっているかも知れませんが、お許し下さい。 そんな混戦状態の中でも安定した人気を維持したのは、やはり『白磁手彫ボウル』を代表とする『一真窯』さんの『白磁手彫り』シリーズで、今年は1月から5月まで5ヶ月間に渡り、何かしらの『白磁手彫り』シリーズがランクインを続けるという人気ぶりでした。 ただ昨年までの傾向と少し違うのは、昨年までは『白磁手彫ボウル』の人気が特出して目立っていたものの、今年は各アイテムそれぞれにまんべんなく人気を維持し、結果、上半期のランキングでは5作品の『白磁手彫り』シリーズがランクインを果たす結果となり、しかもその頂点に立つのが、『白磁手彫ボウル』では無く、『白磁手彫マグ』と言うのも、昨年までと少し変化が出て来た気配を感じさせます。ここ5年間、その人気に陰りを見せる事無くチャンピョンの座を守って来た『白磁手彫ボウル』でしたが、今年はもしかしたらチャンピョンの交代劇があるかも?と予感させる上半期のランキングです。 (でも、殆どポイント差の無い同率3位ですので、チャンピョン候補の最有力候補である事には間違いありません) 先に『白磁手彫り』シリーズの話題に触れてしまい、上半期1位の作品の紹介が後回しになってしまいましたが、上半期1位に立った『ペンギン子供食器』の健闘も、予想外の驚きでした♪ 上記の『白磁手彫り』シリーズに比べると、毎週のランキングでもそれほど目立った印象はありませんでしたが、目立たないながらも着実にポイントを重ねていたようです。この1位奪取の要因のひとつには、アイテム数が多い製品なので単純にご注文を頂く確立が上がるという面も確かにありますが、それでも子供用の食器という特殊さを考えれば大健闘だと言えます。そして、今回『ペンギン子供食器』が1位に立った事で面白いなと感じたのは、同じ『Pキャラ』として発表したもう一つのデザイン 『ピーナッツ子供食器』の方は、ランクインを果たせなかったということ。。個人的には大好きなキャラクターの『ピーナッツ』でしたが、『お子様用』と考えた時には、やはり『ペンギン』の方に分があったのかもしれません(笑) そして、上半期のランキングで予想外の健闘を見せたのが、同率3位にランクインを果たした『白磁桜小皿』と『粉引宝瓶入子茶器』の2作品です。 『白磁桜小皿』については、やはり『桜』のシーズンに人気が集中するのは当然で、その期間で獲得したポイントが貯金となってのランクインでしたが、今年は天候不順で例年以上に『桜』を楽しめる期間が長くなった事もランキングを上昇させた一因かも知れません。 そして、『粉引宝瓶入子茶器』も、急須とは言え少し特殊なデザインですので定番商品の分野からは外れる商品だと思われる中での、この上位ランクインは大健闘でした。ただ、今年は現在製作して頂いている製品の粉引の定着が上手くいかず、再入荷までに大変お時間を頂いており、入荷をお待ち頂いているお客様にご迷惑をお掛けしています。 そして、同率7位にランクインした『型打ち八角小皿』は、今年出品した新作の中から大健闘のランクインでした。 その他、同率9位に並んだ『染付シダ紋フリーカップ』『青白磁反仙茶』『白磁かわらけ杯』『染付濃十草小鉢』は、それぞれ『年間ランキング』入りの実績もある、ランキング常連組が上半期のランクインを果たしています。 ■ 2010年度のランキングの傾向としては、出品している商品の種類が増えて来た事もあってか混戦の状態が続き、どんな作品がランクインして来てもおかしくないような状況です。。 本命不在のランキング争いは、これから下半期に向けても混戦状態が続く事が予想でき、もしかしたら新チャンピョンの誕生もあり得る状況ですので、これから下半期に向けての動向が楽しみです♪ |