■ 第107回有田陶器市スナップ動画 ■
★ 今年も大盛況の中 『有田陶器市』 が無事終了いたしました。 『菖蒲の隠者』 サイトをご訪問いただいているお客様で アンテナショップに足をお運びいただいたお客様にも 暖かいお声をお掛けいただき、本当にありがとう御座いました。
陶器市期間中に時間を見つけてアンテナショップのスナップを撮影し、動画編集してみました♪ よかったら覗いて見て下さい。
★ 第107回有田陶器市 2010.04/28〜05/05 スナップ動画
★ YouTube高解像度(HD)でご覧になりたい方はこちらからご覧下さい。
今年の陶器市は、陶器市直前の23日にアンテナショップを共同運営している
『銀河釉』の作家
『中尾哲彰』さんの義父で、菖蒲の隠者サイトでは銀河釉の破片で作った
『モザイク額』をご提供頂いていた
『佐藤翁』が急逝され、陶器市の賑わいの中にもちょっぴり寂しい『陶器市』となりました。
亡くなられる直前までお元気で、今年も陶器市の期間を一緒に過ごすことを楽しみにしていた矢先の、思ってもいなかった訃報に、陶器市期間中は佐藤翁との懐かしい思い出が事あるごとに思い出されて、色んな意味で感慨深い『陶器市』となりました。
ちょっと腰の曲がった姿勢で、お客様の近くに近づきボソボソとした小さな声で(国際的な作家の作品を)
『ちょっと変わったやきものですよ』と、お客様に
『銀河釉』の説明をする姿が、今でも懐かしく思い出されます。。(微笑)
80を過ぎたご老人の
『か細い声』は聞き取り辛いせいか、お客様はお爺さんの声に聞き耳を立てて、佐藤翁の説明に耳を傾けます♪
近くでは
『叩き売り屋』さんの客引きの大きな声が響き渡る中、小さな声でも立派に客引きは出来るのだと、佐藤翁の姿を見て教えられました。。
実は佐藤翁のご長男は隠者の1年後輩。。今は有田を離れ東京にお住まいですが、年が近いせいか佐藤翁にとって隠者は息子のように感じておられたのかも知れません。。
東京に住むご長男家族のことを嬉しそうに話される姿に、同じように早くに父を亡くした隠者にとっては父のような存在でもありました。。
陶器市の期間中はアンテナショップのすぐ近くにある
『有田館』で、
早朝6時から
『朝粥』が振舞われるため、アンテナショップも6時に合わせてオープンし、夜は
7時頃まで開けているため体力勝負の日が続きます。。
体も疲れれば、ストレスも溜まって、何でもない些細なことにもイライラしてしまう。。でも、そんな時でも佐藤翁とたわい無い会話をするだけで、不思議にイライラも消えてしまう。。
昨年までは気が付かなかったことだけど、佐藤翁がいなくなった今年、私たちのクッションになってくれていたんだということを、つくづく思い知らされ、本当に感謝の気持ちで一杯になりました。
佐藤翁の素朴で誠実で優しいお人柄を忘れずに、私も人に接していければなと思います。
これからも、空の上から優しい笑顔で私たちを見守っていて下さいね。。
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